観察、分析、そして実験で得た信仰

大学で気象学を教えるエリック・C・バレット博士は、クリスチャンになって30年の歩みを振り返って、「観察・分析・実験」という科学的な方法で神さまを探求し、神さまと共に歩んできたと語っています。

「観察」

博士は、子どものころ教会の少年聖歌隊に所属していました。けれども、儀式を重んじる形式的な教会だったので、聖歌隊員として礼拝に出席してはいても、礼拝の意味がわかっていませんでした。ところが、11歳の時、別の教会に行き始めたお母さんの生活がすっかり変わったことに気がつきました。

その教会でイエス様を救い主と信じたというのです。それからすぐに、同じ理由でお姉さんの生活態度も変わっていきました。

「分析」

二人の変化の理由をもっとよく知りたいと思って、一緒にその教会に行ってみました。そして、人はみな神さまに背いた罪人であるけれども、神さまはそんな人間を愛して、イエス・キリストの十字架の死によって救いの道を開いてくださったのだということを知りました。その教会の他の人たちの態度を注意深く見ると、やはり、お母さんやお姉さんと同じように変わっていることがわかりました。

分析の結果として、エリック少年は、自分自身も変わっていくには、二つのことが必要だと思いました。

まず、自分が行った全ての悪いことを神さまの前で悔い改めること、それから、救い主イエス・キリストを信じることです。

「実験」

ある日曜日、信仰によって自分も変わることができるかどうか試してみたエリック少年は、神さまを信頼しようとしたら、そのようにできることがわかって驚きました。

神さまが自分のそばにいらっしゃるという、今まで経験したことがないような喜びが心に満ちてきたのです。

そして、神さまのことをよく知るにつれて、神さまの愛と聖書が、神さまのことばだという確信がますます強くなりました。

エリック・C・バレット博士は、観察・分析・実験の末に神さまを見つけるようになりました。今では、書籍やラジオなど数々のメディアを通し、科学者としての自らの信仰について発信するようになりました。

無条件やみくもに神さまを信じるのではなく、エリック博士のように自分で確認して結果を得て、それを積み重ねていき、確信にいたるまで挑戦し続けることが、信頼できる信仰につながりそうですね。